中谷潤人「みんなの愛を拳に乗せて世界王者になる」 宿敵の近況報告に闘志再燃(スポーツ報知)

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 プロボクシング前日本フライ級(50・8キロ以下)王者でWBO3位・中谷潤人(22)=M・T=が延期となったWBO世界同級王座決定戦に向け、闘志を再燃させた。対戦相手のWBO1位ジーメル・マグラモ(25)=フィリピン=が地元紙に近況を報告。親族の夢を実現するため「全力を尽くす」というライバルの言葉に「僕の中でも色々な方たちとの約束があります! その思いも愛も拳に乗せて、必ず世界チャンピオンになります!」と改めて世界の頂点に照準を定めた。  4月4日、東京・後楽園ホールで行われる予定だった王座決定戦。8月21日に延期となったが、新型コロナウイルス感染拡大によりマグラモの来日が難しくなったことで、またも延期と発表された。だが、マグラモは7日の地元紙「マニラ・タイムズ」で世界戦の延期続きにトレーニング計画が混乱したことを認めながらも、「もう一度調整する。体重は少し増やした」と、正式な日程発表後すぐに減量に入れるよう、改めて準備に入ったことを明らかにした。  「父とおじの夢を追うためにも、ボクシングをしている」とマグラモ。父メルビンさんは1990年代にボクサーとして戦い、東洋太平洋フライ級王者にも就いた。おじのロニーはミニマム級で世界戦(暫定王座)の舞台で戦ったこともあるが、ともに世界王者にはなれなかった。それだけに「自分が世界チャンピオンを目指す」という思いは強いと話した。  マグラモの愛称は「ピストレロ」。スペイン語で「鉄砲を撃つ人」という意味で、インサイドで連続パンチを繰り出すファイトから名付けられたという。同紙では身長163センチのマグラモは、171センチの、中谷の懐に入ってボディーを狙うという展開まで予想している。  「勝つために全力を尽くす」というマグラモの言葉に、中谷の闘志にも火がついたようだ。「モチベーションが上がりました! 最後はどちらの思いが熱いかだと思う」。一度減量を始めたため、現状はマグラモ同様に再調整中だが「成長するために、いい時間を過ごせています」と、延期をあえてステップアップの時期ととらえて、前を向いた。

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(2020/08/08)