クラーク・金原、兄の助言で通算35号/北北海道(日刊スポーツ)

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<高校野球北北海道大会:クラーク13-3北見緑陵>◇8日◇準々決勝◇旭川スタルヒン 北北海道大会は8日、準々決勝3試合が行われ4強が出そろった。昨夏まで2年連続で北大会準Vのクラークが、北見緑陵を13-3の5回コールドで下した。2回金原塁二塁手(3年)に、地区大会から公式戦4試合連続の1発となる満塁弾が飛び出すなど、17安打で快勝した。   ◇    ◇    ◇ 快音を残した打球を左翼芝生席に放り込んだ。1点を追う2回1死満塁の絶好機。3番金原は4球目、3ボールから内寄りにきたスライダーを強振した。「甘い球が来たら必ず振り抜こうと思っていたのがいい結果につながった。泳いでしまったのでどうかな、と思ったけど風に乗ってくれた」。6日白樺学園戦に続き2試合連続の1発はグランドスラム。地区大会から4試合連続の本塁打で打線に一気に火をつけた。 今夏、驚異的な数字を残している。地区大会2試合で4打数4安打4打点2本塁打で打率10割。北大会はここまで2試合8打数5安打7打点を記録し、通算打率7割5分。「去年はフルスイングばかりに頼っていたが、今は体の軸を大事にして打撃練習をしている。それが量産につながっている」と好調の要因を挙げる。 6人兄弟の三男として宮城の地方で育った。自宅の広い庭でボールを追いかけ、時間を見つけてはバットを振った。成長のために小学時代から牛乳を1日2リットルを平気で飲んでいた。運動能力も抜群で、中学時代には陸上の東北大会で上位となり「足」で強豪校から勧誘を受けたこともある。 クラークに進学したのは次男瑶さん(21)の影響だ。東邦大でプレーする兄は16年、当時2年生で夏の甲子園に出場。その背中を追って北海道にやってきた。今大会中は、兄がネット映像で見た投手の配球やコースなど、狙い球に対してのアドバイスをくれる。この日は「変化(球)が多くなると思うから、甘く入った変化を狙っていけ」とのアドバイスを生かし、高校通算35本目(公式戦19本目)の1発につなげた。 兄は明日10日の準決勝武修館戦を観戦予定。「今まで通り積極的に打って本塁打が出ればそれが最高の結果だと思う」。次は兄の前で豪快な打撃を披露する。【山崎純一】 ▽クラークの佐々木啓司監督(64) 1球1球集中して練習している成果です。(金原の本塁打は)うまく打ちました。チームの歴代打者の中でも

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(2020/08/08)