一関学院は仙台育英に雪辱戦 東北大会9日開幕(日刊スポーツ)

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第102回全国高校野球選手権(甲子園)中止の代替となる「東北地区高校野球大会」が9日、宮城・石巻市民球場で開幕する。開幕戦に登場する一関学院(岩手)は8日、一関市の同校グラウンドで最終調整。昨秋の東北大会準々決勝で1-6と敗れた仙台育英(宮城)との再戦を前に、攻守の要となる佐々木春磨捕手(3年)、「4番三塁」坂本章畝(あきせ、3年)がリベンジを誓った。軟式の部は宮城・大崎市鹿島台中央野球場で開催され、羽黒(山形)、平工(福島)は両県の加盟校が1校のため今大会が初戦。昨秋の東北大会が台風19号での中止に加え、今春、夏を含めた公式戦を失った無念も抱き頂点に挑む。    ◇   ◇   ◇ 待ってろ、仙台育英! 一関学院の佐々木春、坂本の2人が、高校生活最後の舞台で借りを返す。投手陣を好リードして10年ぶりに岩手を制した佐々木春は「秋は神宮大会を目指している中で東北を制した育英との力の差を実感した。成長した姿を見せてリベンジしたい」。チームとして3安打に封じられたが、投打ともにレベル向上した成果は、甲子園がなくなったぶん、東北大会で披露する。 佐々木春にとっては、個人的にも屈辱を忘れていない。育英打線を封じる責任感から、体が試合中に緊張状態へ。熱中症の症状で手足がしびれ、7回に病院へ直行。負傷交代した回に大量失点で突き放された。「いなくなってからすぐに5失点。捕手の大事さを痛感したし、体調管理などを含めて勉強になった」。当時は左手首疲労骨折も抱えながらプレーしていたこともあり、体のケアなども含めた成長は、岩手大会で実証済だ。 卒業後は消防士の夢を抱き、現在は野球と同時進行で公務員試験に向けた猛勉強中だ。「女手1つで野球をさせてくれた母に恩返しがしたいし、母と同じ公務員になりたいと思った。人を助けられる仕事に関わりたい」。母にも完全燃焼する夏を見てもらう。 4番坂本は仙台市出身だ。「子どものころから『育英』という高校名は何度も耳にしてきた。本当は東北高校に入って育英を倒したいと思っていた時もあったんです。中学時代の知り合いもいますし、自分たちが楽しんで勝ちたい」。実家を離れて寮生活を送る人間的な成長も願って一関学院を選択したが「ここで当たるのは何かの縁。初回に1点でも2点でも取りたい」。自身のバットで先制パンチを浴びせる決意だ。 コロナ禍の影響で今大会が初の宿泊

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(2020/08/08)