小笠原諸島・西之島の噴煙が台湾へ 大気質に影響 環境署「初のケース」(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)日本・小笠原諸島の西之島の噴火活動で噴出した大量の噴煙が、太平洋高気圧の張り出しに伴って台湾に飛来し、北部や東部の大気質に影響を及ぼしていたことが分かった。行政院(内閣)環境保護署が7日、明らかにした。 火山灰などを含む噴煙の流れは、中央気象局の資料や大気の動きを示すデータなどに基づいて解析された。台湾における主な大気汚染の原因は、工場のばい煙や車の排気ガスなど国内で発生するものと、中国から流入する煙霧の2種で、海外から噴煙が流れ込むのは台湾では初めて。同署監視・情報処の張順欽処長は、通常は噴煙高度が高ければ風に吹かれて消散するが、今回は噴煙高度が低かった上に、風向きもちょうど台湾に向かっていたとの見方を示している。 張氏によると、火山灰の主な成分は微小粒子状物質(PM2.5)や二酸化硫黄(So2)。同署の観測データによると、噴煙は6日に台湾東部に到達し、最も影響が大きかった花蓮県では午後6時にPM2.5が1立方メートル当たり64マイクログラム、So2が3.8 ppb(1ppbは10億分の1)観測された。また、台東県でも午後5時にPM2.5が同47マイクログラム、So2が3.4 ppb観測された。火山灰の影響は7日まで続いたが、いずれも大気質指数は「普通」だった。 (呉欣紜/編集:塚越西穂)

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(2020/08/08)