日本ハム河野、評価できる悪いなりの投球/建山義紀(日刊スポーツ)

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<日本ハム5-3西武>◇6日◇札幌ドーム 直球の出来がよくなかった日本ハム河野だが、それでもファウルや空振りが取れていた。あらためてタイミングの取りづらいストレートであることを認識させられた。 【写真】5回表を打者3人で抑え笑顔の河野 2回1死二塁、膝元よりも浮いたチェンジアップを、西武木村に左二塁打された。あの高さにいくと打者にはチャンスボールになってしまうが、本人もそれはしっかり理解しているのだろう。以降はチェンジアップを丁寧に投げ、失投はなくなった。直球の走りがよくないからこそ、変化球を丁寧に投げるのは大切なこと。1年間ローテでまわるうえでは、調子がよくない日の方が多い。そこでいかに投げるのか。悪いなりに5回2失点は好投といってよく、評価できる。 打線では4回1死満塁で右前適時打を放った西川の仕事が見事だった。投手が左腕小川に代わり、3ボール1ストライク。制球が定まっておらず、押し出し四球の可能性も十分にある中で、ストライクを取りにきた直球を一振りで仕留めた。前日5日のように、先行しても中押し点が取れずに逆転される試合が続いていただけに、貴重な打点になった。今カードは15打席で10度出塁。リードオフマンとして、貢献は目立っている。(日刊スポーツ評論家、侍ジャパン投手コーチ)

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(2020/08/06)