野手登板、メジャーでは急増受けて新ルールで規制 過去にイチロー、青木も(スポニチアネックス)
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◇セ・リーグ 巨人0―11阪神(2020年8月6日 甲子園)
巨人の増田大輝内野手が6日、阪神7回戦(甲子園)で0―11の7回1死からプロ初登板し、打者3人に1四球を与えただけで無失点に抑えた。
メジャーでは、大量リードされた試合で救援投手を温存するために野手が登板するケースはよく見られる。日本選手では、イチロー(マーリンズ)が15年10月4日のフィリーズ戦で1回2安打1失点、青木(アストロズ)が17年6月30日のヤンキース戦で1回1安打3失点と、過去2人が登板。チームのために貢献したとして、野手からはリスペクトされる。
しかし、近年は野手の登板が急増し、16年は26試合だったが、昨年は90試合。戦略の一つという見方がある一方で、「試合を捨てた」「観客に失礼」との論調もある。このためMLBは昨年11月に新ルールを決定し、「二刀流」登録の新設とともに、「野手登板は延長戦と6点差以上の試合のみ」と規制した。ただ、今季はコロナ対策として見送られ、来季からの導入となる。