原因は1000キロ離れた無人島? 噴火で微粒子飛来か 煙霧でかすむ福岡(西日本新聞)

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 九州各地で8月に入り、空がかすんで遠方が見えにくい大気の状態が続いている。2~4日には、視程(水平方向に見渡せる距離)が10キロ未満になる「煙霧」が観測された。福岡市では6日も市街地が白っぽくかすんだ。日本気象協会九州支社(福岡市)によると、夏場に視界が悪くなる日が続くのは異例という。この現象の原因を探ると、九州から千キロを超える太平洋上にある無人島の噴火活動が影響しているという。 【画像】噴煙の微粒子が九州に流れ込むイメージ  支社の松井渉気象予報士によると、活発な火山活動が続く小笠原諸島の西之島は最近、大規模な噴火を繰り返し大量の火山灰を噴き出している。2日午前9時に気象衛星ひまわりが写した画像を分析すると、西之島を起点に噴煙は風に乗って西方向に流れ、高気圧の縁に沿い九州の方向へカーブ。灰色がかった帯状の領域が九州付近へと延びる。  帯状の領域は、火山灰の微粒子とみられる。火山学の専門家は「微粒子が九州に飛来することはあり得る」と指摘する。  「ひどいPM2・5」「外に出たことを後悔してます」。会員制交流サイト(SNS)には、例年と異なる夏空に気をもむ書き込みが複数見られる。松井気象予報士は「火山活動や気圧配置にも左右されるが、今後も夏の煙霧が観測される可能性がある」と話している。 (鶴善行)

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(2020/08/06)