立命館慶祥、9回同点成立せず日没に泣く/南北海道(日刊スポーツ)

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<高校野球南北海道大会:札幌第一10-8立命館慶祥>◇6日◇準々決勝◇札幌市営円山球場 【写真】日没コールドでの敗戦が決まり、涙を流す立命館慶祥ナイン 暗闇の中で最後の夏が終わった。南北海道大会は6日、準々決勝3試合が行われ、第3試合で立命館慶祥が札幌第一に8-10の8回日没コールド負けした。2点を追う9回表1死二、三塁から9番畠中優多二塁手(3年)が同点の二塁打を放ったが、規定で9回の攻撃は成立せず。午後3時26分開始の試合は、この日の札幌市の日没同6時50分を1分過ぎて試合終了が告げられた。札幌国際情報、札幌大谷も準々決勝を突破して4強がでそろった。    ◇   ◇   ◇ 日が沈んだ球場に拍手がこだました。午後6時51分。立命館慶祥と札幌第一の3時間25分に及ぶ戦いは、8回日没コールドという形で終了が告げられた。同点に追いついた立命館慶祥の9回の攻撃は成立しなかった。インタビューが行われるバックネット裏に立命館慶祥の監督、選手が現れることはなかった。敗北が決まった球場の外で即座に最後のミーティングが開かれた。泣きやまない選手たちに横山蔵人監督(59)は伝えた。 横山監督 こんな終わり方だったけど、最後まで一丸となって戦った。敗者ではない。 第3試合が開始したのは予定より54分遅れの午後3時26分。雨交じりの天気もあり投手は制球が安定せず、両チーム合わせて四死球は14、取って取られての乱打戦。8回終了時点で立命館慶祥は8-10と2点を追っていた。苦しい状況でもチームで大事にしていたことがあった。「明るい顔をしてなきゃ勝利の女神はほほえまない」。指揮官から伝え続けられていた言葉を選手たちは実践した。 日が沈むぎりぎりの9回1死二、三塁から9番畠中が右中間を破って同点。沸き立つベンチ。後続も続き初回ソロ本塁打の3番相馬に打席が回ってきた1死満塁の場面で、審判団が集まり協議を始めた。日没コールドを覚悟した横山監督は本部席に詰め寄った。「子どもたちに何と説明をしていいんだ」。笑顔で戦ってきた選手たちに代わってやり場のない言葉をぶつけた。 自らを照らしていた太陽に、最後の夏を奪われた。球場の外。鳴り止まない拍手に包まれて長谷川丈主将(3年)はあいさつに立った。 長谷川 ルールなので仕方ない。3年生と最後の夏に26人全員で戦えた。最後まで笑顔で野球がやれ

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(2020/08/06)