各地で夏祭り中止 東北の経済損失額2634億円(KHB東日本放送)

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宮城以外の東北の祭りも新型コロナウイルスの影響で軒並み中止となっていますが、地域経済の専門家が中止よる損失額を試算しました。宮城の損失額は362億円です。 今年は新型コロナウイルスの影響で、東北三大祭りと呼ばれる仙台七夕まつりや青森ねぶた祭、秋田竿灯まつりがすべて中止となっています。 このほかにも、秋田県大仙市の全国花火競技大会など東北6県の主要な16の祭りが中止になったり、客を入れず神事のみの開催となっています。 七十七リサーチ&コンサルティングは、この16の祭りを併せた経済損失は最大で2634億円との試算を発表しました。 最も影響が大きいのが青森県で1227億円、次いで宮城県で362億円となっています。 七十七リサーチ&コンサルティング・田口庸友首席エコノミスト「もともと東北の観光需要・宿泊重要は、夏まつりに集中しておりまして、これが中止になった影響は極めて大きくて、特に夏祭りで県外からの宿泊客が多い秋田県や青森県などといった所は影響が大きくなっているということです」 宮城ではおととし1年間の観光客による消費額は2494億円でしたが、仙台七夕まつりの中止はこの消費額に大きな影響を与えるとしています。 七十七リサーチ&コンサルティング・田口庸友首席エコノミスト「宮城県の七夕まつりはだいたい200万人くらいの来客を見込んでおりまして、この観光消費額は試算してみるとだいたい182憶円程度と。わずか3日間で7.3%、(年間の)1割弱の観光消費額が消えてしまうというのは、かなり大きなマイナスインパクトであると」 このような状況を受け、田口さんは、政府の「GoToトラベル」について次のように分析しています。 七十七リサーチ&コンサルティング・田口庸友首席エコノミスト「例えば松島では、全産業の約3割近くの方が観光業で働いていると。今回のような「GoToトラベル」はさまざまな批判もあると思いますが、観光業自体がかれこれ5カ月以上まともな営業をできていないと。地域経済を下支えする効果という意味では、非常に大きいんだろうと思います」 また、数ある業種の中でも観光業は地元資本の企業が多く、万が一にも倒産が相次げば県内経済の回復に大きなブレーキになると危機感を募らせています。 七十七リサーチ&コンサルティング・田口庸友首席エコノミスト「消費者も事業者も正しい知識に

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(2020/08/06)