エッセイを執筆した俳優・千葉雄大 書くことで気づいた自分の本当の姿(CREA WEB)

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 小学生の頃は、児童会選挙に立候補するような、活発な子どもだったという。それが、「中学に入ると、だんだん静かになっていった」。  最初に、エッセイを書いてみたいと思った動機について質問すると、千葉さんは、大きな瞳を宙に泳がせながら、子どもの頃の自分をゆっくりと振り返り、「でも、なんで静かになったんだろう?」と自問した。 「たぶん、声変わりした頃から、自分と他人のズレみたいなものを感じ始めたのかもしれないです。僕自身は、何も変わってないはずなのに、周りが勝手に変わってしまうような妙な居心地の悪さを覚えて……。それから、人に合わせることが多くなって、高校に入ってからは、人に合わせるのも面倒臭くなって、何もしなくなった」  学校が終わると、誰とも言葉を交わすことなく、まっすぐ家に帰る。そんな日々が続いた。 「文章を書く楽しさに目覚めたのは大学生の時です。当時流行っていたサイトに、僕もその日あったことを記録したり、好きな映画の感想を書いたりしていたんです。  でも、誰かに読まれる前提ではなく、単純に頭の中にあるモヤモヤを整理したい時は、チラシの裏なんかに、モヤモヤを書き出したりしていました。書くと、『あれ? これって違くないか』とか、自分を客観的に見られる。  だから、モヤモヤについては、書き出したら気が済んで、ポイッて捨てちゃう。捨てて解消!  みたいな(笑)」

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(2020/08/06)