ついに開催「7つのメジャー」初戦「全米プロ」で気になる選手(新潮社 フォーサイト)

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   グラスの中に水が半分。これを「半分しかない」と悲観的に受け取るか、それとも「半分もある」と楽観的に受け取るか。できることなら、いつなんどきもポジティブ思考で「半分もある」と思いたい。  そして、そういうポジティブ思考ができれば、コロナ禍でスケジュールが大幅変更された世界のゴルフ界の現在と未来も、思い切り前向きに捉えることができる。  新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今季はメジャー4大会の予定もすっかり狂い、本来なら4月に開催されるはずだった「マスターズ」、5月の「全米プロ」、6月の「全米オープン」はいずれも延期され、7月に開催予定だった「全英オープン」は中止された。  そして、延期された3大会は、全米プロが今週(8月6日~9日)、米サンフランシスコの「TPCハーディング・パーク」で開催され、全米オープンは来月(9月17日~20日)に米ニューヨーク州郊外の「ウイングドフットGC」で、マスターズは11月12日からの4日間、米ジョージア州の「オーガスタ・ナショナルGC」で開催されることになっている。  この状況を「今季はメジャーが3つしかない」と淋しく感じているゴルフファンは少なくないのではないだろうか。 「メジャー4大会」と呼ばれるように、メジャーは4つあってこそメジャーだ。グランドスラムだって、メジャー4つすべてを制してこそ、グランドスラムだ。  しかし、緊急事態を迎えている今は、「そうあって然るべき」「当然」をあえて変えて考えてみるのも一考だ。米誌『ゴルフウィーク』は、記事の中で、こんな表現を用いていた。 「今週の全米プロを皮切りに、これから向こう11カ月間でメジャー大会が7つもある」  コロナ禍において、米ツアーは今季と来季を総合してランキングやシード権等々を確定するとしており、その意味では、今季と来季はすでに一体化している。  それならば、メジャー大会も「今季は3つしかない」と考えるのではなく、今季の3つと来季の4つを合わせ、「3+4=7」ということで、「今季と来季で合計7つもある」と考えるほうが前向きになれる。  ファンにとっては、7つもメジャーが楽しめるエキサイティングな11カ月になる。選手たちにとっては、メジャー優勝を達成する機会が1年未満に7度も到来するわけだから、前代未聞のビッグチャンス。  そう思えば、誰もが自ずと笑

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(2020/08/06)