栗山監督「度肝を抜くような…」2発大田快進撃の訳(日刊スポーツ)

【リンク先抜粋】
<日本ハム11-4西武>◇4日◇札幌ドーム 日本ハム大田泰示外野手(30)が、プロ12年目でキャリア新記録の6打点と爆発した。4日西武4回戦の3回、決勝弾となる4号2ラン。6回には5号3ランでダメを押した。2打数2安打6打点、2四球の大活躍。チームは3カード連続でカード初戦を勝利し、4位に浮上。反攻の夏の、火付け役になった。 【写真】左越え3点本塁打を放つ大田    ◇   ◇   ◇ 渾身(こんしん)のマッスルポーズを、さく裂させた。1-1の3回2死一塁。大田が、会心の一撃を飛ばした。内角への直球147キロを完璧に捉え、左中間席に突き刺した。決勝の4号2ラン。「今日は本当に、バットの芯にしっかり当たって本塁打になった」。両腕で力こぶをつくる、本塁打後の恒例の「マッスルポーズ」で歓喜した。 勢いは止まらない。6回には、左手1本で豪快にアーチを架けた。「この先、あの打ち方で本塁打になるのかな。もう打てないと思います」。左翼席まで一直線の5号3ランに、自らも目を丸くさせた。プロ12年目で最多6打点。栗山監督は「度肝を抜くような…ってものが出始めたというのは、すごく本人も安心するだろうし、こっちもその人の特長が出るのが1番安心材料になる」と胸をなで下ろした。 不振からの脱出を示した。焦りからスイングが小さくなるなど、打撃スタイルを見失った。転機は7月21日ソフトバンク戦から。小笠原ヘッド兼打撃コーチからの助言で、直球を打つことで自らのスイングを取り戻そうとしてきた。直前まで打率1割8分3厘だったのが、7月21日以降は打率3割5分6厘の快進撃。「結果がついてきてくれて、打席で振れるようになってきた」と地道な取り組みが結実し始めた。 今季は4番の座を見据えながらシーズンを迎えた。本塁打と打点を強く意識。「みんなが作ってくれたチャンスを、しっかり返すっていうのが一番の4番の仕事だと思う」と胸に刻んできた。5番に就きながら、言葉通りの仕事ぶりでチームを4位に浮上させた。今年も始まった北海道シリーズ。「僕も北海道大好きなので。WE LOVE HOKKAIDOなので」。力強い両腕で、反攻の火ぶたを切った。【田中彩友美】

続きはこちら

(2020/08/04)