投資のプロ・村上世彰さんは今のコロナ禍をどう見ているのか? プロからしても「コロナ・ショック」後の株価の反発は想定外で、当面難しい相場環境が続く!(ダイヤモンド・ザイ)

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 “モノ言う株主”としてその名を知られた投資のプロ・村上世彰さんは、今のコロナ禍に何を思うのか? ――緊急インタビューの内容を一部抜粋してお届け!  【詳細画像または表】  発売中のダイヤモンド・ザイ9月号は、投資のプロ・村上世彰さんの最新インタビューをまとめた特集「コロナ禍での投資の心構え」を掲載!  これまでに、日本企業の資本効率の悪さを指摘し、改善を促してきた村上世彰さん。今回は、そんな村上世彰さんが今のコロナ禍に何を思うのかをインタビュー。株式市場の現状をどう見ているか、投資するにあたってどんな心構えを持つべきか。さらに、今後の経済回復において必要なことは何か、などを直撃した。  今回は、インタビューの前半部分を抜粋。投資のプロの目から見た株式市場の現状や、こんなときに投資家がとるべき行動などについて語っているので、参考にしてほしい!  ●各国の中央政府による大量の資金供給で、株価は劇的に上昇!  ただし、村上さんは2月の時点でかなりの保有株を売っていた  世界中で新型コロナウイルスが蔓延した2月以降の株式市場の動きは、正直に言って私の想定外でした。2月の時点で「これは経済がひどいことになるぞ」と思ったので、私自身はかなりの保有株を売りました。  ところが、3月に多くのマーケット参加者と意見交換したときには、「劇的に上がるよ」という意見がとても多かった。なぜなら、各国の中央政府がものすごい量の資金を市場に供給するからです。  私は実体経済が悪くなると思っていたから、株式市場が上がるという予想には懐疑的でした。でも、3月の中旬に米国が異例の量的緩和とゼロ金利の復活を決めて、その後に量的緩和の目標量も撤廃。日銀も国債やETFの買い入れなど、金融緩和を強化しました。この大量のマネーサプライが出た瞬間、市場は上昇。今の株式市場は、私にとっては予想外の動きをしています。  これまでに私は、日本企業の内部留保(社内に蓄積している利益)の多さについて指摘し、改善を求めてきました。そのせいか、今回のコロナ禍で「内部留保があるから、日本企業は新型コロナウイルスによる経営ダメージを乗り越えられるのでは? 」という質問をよく受けます。  私の投資先でも、コロナ禍で自己株取得について見合わせている会社が多い。この動きに対して、今は少し待ってみようと思っています。

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(2020/08/04)