北極、記録的暑すぎ問題(ギズモード・ジャパン)

【リンク先抜粋】
2020 is the earliest #Arctic sea ice extent has fallen below 6 million km² in summer [*using the JAXA data set] pic.twitter.com/AmZ85bW1zg — Zack Labe (@ZLabe) July 26, 2020 北極海の海氷はというと、この時期としては過去最小になっています。シベリア沿岸の海氷は後退し、隣接するカラ海やラプテフ海、東シベリア海の海氷も未知の領域に入っています。また、スヴァールバル島を囲むバレンツ海では、海氷が完全に消滅しちゃいました。海氷は現在、北極圏の600万平方キロを覆っています。数字だけ聞けば広く感じるかもですが、これは2000年代の平均的な最小値にあたります。実際に海氷面積が最小になるまでにはまだ約2カ月ありますが、今年はどうやら過去最小面積だった2012年の記録を更新しそうな勢いなのだとか。またあかん方の記録を更新してしまうかもしれないわけですね……。 ここ数年、かつては異様に感じた暖かさがあまりにも一般的になってきました。たとえば、エルズミア島の入植地であるアラートでは、2019年に観測史上初めて華氏70度(摂氏21.1度)を記録しました。ちなみに、アラートは人間の定住地としては地球最北端とのこと。近年は、高温と火事が北欧とアラスカで定例行事のようになっています。氷の島だったはずのグリーンランドでさえ例外ではありません。大規模な破綻は、世界の北端でも着々と進んでいるようです。 カナダ北部とシベリアには本格的な暑さが戻ってくると予想されているので、あかん方の記録ラッシュは残念ながらまだまだ続きそうです。

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(2020/08/04)