すでにネットで転売も…イソジンなど「ポビドンヨード」含むうがい薬の効果は? 京大・宮沢准教授「あまり期待しないほうが良い」(ABEMA TIMES)

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 これについて、厚生労働省は「ポビドンヨードについて、新型コロナとの関連での検証はしていない」「新型コロナ対策で効果があるというデータはない」とコメントしている。また、同日夜の『ABEMA Prime』に出演した京都大学ウイルス再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授(ウイルス学)も、「あまり期待しないほうが良い」と話す。  「まず、被験者の数が少ないということもあるし、実験手順が不完全だ。ヨードはタンパクとくっつくので、PCRの酵素にもくっつく可能性がある。つまり口の中にヨードが残っている場合、PCR検査の感度が下がってしまう可能性もある。その影響が調べられていないし、そのコントロールをして実験をしなければならないので、科学論文として成立しない。確かに喉にいるウイルスを殺すことは可能だろうが、表に出てくる細胞は生きてる可能性もある。肺の奥や鼻腔でウイルスが増えていれば、喉のウイルスを減らしても何にもならない」。  さらに宮沢准教授は「京都大学が昔やった実験では、何もしない、水のうがい、ヨードのうがいをする群に分けて風邪を引くかどうかの実験をしたところ、ヨードのうがいをする群が最も風邪を引いた、という結果が出た。一生懸命うがいをすることで、粘膜を傷つけてしまう可能性があるからだ。また、ヨードを飲み込んでしまう人もいると思う。摂り続けてしまうことで甲状腺の機能低下が起きるし、アレルギーのある人もいる。そういう点にも気をつけなければならない。私もイソジンの味が好きで、飲み込んでいたら甲状腺が腫れてしまったことがある(笑)」と語った。

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(2020/08/04)