【特別企画】プロ4年目で初の全試合フルイニング出場達成…坂本勇人2000安打への道 あと84本(スポーツ報知)

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 巨人の坂本勇人内野手(31)の通算2000安打達成が期待される今季。スポーツ報知では、「坂本勇人2000安打への道」と題して、これまでの勇人の活躍を、当時の記事で振り返る。  * * *  ◆巨人4―7ヤクルト(延長10回・2010年10月8日・東京ドーム)[勝]松岡 72試合3勝4敗3セーブ[敗]クルーン 52試合4勝3敗25セーブ  ▼[本]=ラミレス49号2ラン(山岸・4回)畠山14号2ラン(内海・6回)川本2号3ラン(高木・10回)  スタンドから沸き上がる「ラミレス・コール」に手を振って応えながら、ラミちゃんが左翼の定位置につく。直前の豪快なアーチをたたえるファンへ感謝を表してから、助っ人砲は遊撃の坂本勇人へ、視線を送った。「僕たち2人の決まり事のようなもの。守りながらアイコンタクトをして、お互いを励ましあうんだ」。2人だけに通じる儀式で、集中力を高め合った。  そんな名コンビの奏でるハーモニーが、最強の破壊力を生んだ。まずはラミレスだ。0―1の4回無死一塁から、一時逆転となる左越え49号2ラン。「完ぺきだったね。変化球を意識していたので、高めに浮いた球をしっかりと振り抜くことができた」という一発に、勇人も続いた。1死後、中堅フェンス直撃の二塁打を放って好機を演出し、内海の2点タイムリーを呼び込んだ。  2人とも1年間自分を貫いたからこそ、それぞれの勲章を手に入れた。ラミレスの49本塁打、129打点はいずれも自己ベスト。最終戦の一発で、すでに確実となっていた2冠のタイトルに花を添えた。特に本塁打王は、今季開幕前から公言していた目標。「個人の結果には満足しているよ」。巨人に移籍後、08年の打点王、09年の首位打者に加え、狙い通り3年越しの“3冠王”に輝いた。  坂本も目標としていた全試合フルイニング出場をクリア。1950年の2リーグ分立後、巨人の遊撃手では初の快挙となった。「スタメンを任される以上、最後まで出場し続けようという気持ちをいつも持ってやっています」という強い思いで、持病の腰痛を抱えながら到達した金字塔。原監督も「成長の証しでしょう。素晴らしいこと。特にショートでね」と絶賛した。  ただ、2人にはまだひとつ、共通の目標が残されている。連続日本一―。頂点まで駆け上がり、ファンとの最大の約束も有言実行してみせる。(橋本純己)

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(2020/08/04)