小学校の庭に鳥の巣…子どもたちに大人気!でも奇妙な親子だな… 北海道浜中町(HBCニュース)

【リンク先抜粋】
 道東の浜中町の小学校では、校庭に巣を作った野鳥が一生懸命にひなの面倒を見ていて「生きた教材」となっています。しかし、そこには、自然界ならではの厳しい世界がありました。  道東の浜中町の茶内小学校です。野鳥のひなが生まれたと聞き、訪ねてみると…。  「こちらになります。(こんなところに?)そうなんです」(茶内小学校・伊藤善一教頭)  中庭にある水道の横に、巣でうずくまるひなが…。小学校によりますと、先月8日に巣を見つけ、20日に5つあった卵のうち1つがふ化したということです。  休み時間になると、子どもたちは我先にとひなの元へ…。  「かわいい。もふもふしている」「卵も初めて見たからびっくりした」「あ、いる!上に親がいます」(児童)  巣を作ったのは、国内やロシアなどに生息する体長およそ20センチのハクセキレイです。親鳥を刺激しないように固定カメラを設置しました。すると、えさをくわえたハクセキレイが姿を見せました。大きく口を開けたひなにえさを与えます。しかし、このひな、実はハクセキレイではないのです。  「おそらくこの1羽はハクセキレイではなくて、カッコウの可能性がある。たく卵っていうらしいですね」(茶内小学校・伊藤善一教頭)  カッコウは、別の鳥の巣に、こっそり卵を産んで代わりに子育てさせる「たく卵(らん)」と呼ばれる習性を持っています。  さらに、ふ化したカッコウのひなは、えさを独占するために、他の卵を巣から追い出してしまうのです。  元々あったハクセキレイの卵は、このひなによって、巣の外に追い出されたとみられますが、ハクセキレイは、「我が子」と信じてえさを運び続けています。  「4年生以上には、たく卵の話もしている。まだかわいいと思う子たちの方が多い。命の大切さ、あとは不思議さ、これを感じてもらえればいいなと思います」(茶内小学校・伊藤善一教頭)  3日、巣立ったというカッコウのひな。本来なら夏休み期間中の小学校で、子どもたちは貴重な経験をしました。

続きはこちら

(2020/08/04)