与野党の国会議員らに収賄容疑 裁判所が「拘束」承認/台湾(中央社フォーカス台湾)
【リンク先抜粋】
(台北中央社)台北地方法院(地裁)は4日午後、収賄の疑いが持たれている現役の立法委員(国会議員)らについて嫌疑が重大だとし、逃亡や証拠隠滅を防ぐため、身柄拘束および接見禁止とする判断を下した。前総統府秘書長の蘇嘉全(そかぜん)氏のおいである蘇震清立法委員も含まれており、与党・民進党は同日、震清容疑者について党員資格停止の処分を科す方針を示した。
台湾で展開する百貨店「SOGO」を巡り、経営権を奪回しようとした実業家に便宜を図り、その見返りに金銭を受け取った疑い。検察が裁判所に震清容疑者らの拘束の承認を求めた翌日の2日、嘉全氏は総統府秘書長を辞任した。
拘束が必要とされたのは震清容疑者に加え、最大野党・国民党の立法委員2人やその事務所主任、実業家ら。野党・時代力量の元立法委員らにも容疑がかけられているが、保釈となった。
(林長順、劉世怡、葉素萍/編集:楊千慧)