ナポリ指揮官ガットゥーゾに差別的発言のラツィオスタッフが謝罪「不適切だった」(GOAL)

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ナポリの指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾに対し、試合中に差別的な発言をしたラツィオのスタッフが2日、謝罪した。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。 ナポリは1日、セリエA最終節でシモーネ・インザーギ率いるラツィオとホームのスタディオ・サンパオロで対戦。序盤にMFファビアン・ルイスが得点を挙げて先制すると、一度はセリエA得点王のFWチーロ・インモービレにリーグ戦36得点目となるゴールを許して追いつかれた。しかし後半に入り、主将FWロレンツォ・インシーニェのPKなどで再びリードすると3-1と勝利を収め、今シーズンのリーグ戦を7位で終えた。 しかしこの試合中、ラツィオの理学療法スタッフのアレックス・マッジがナポリの闘将に対し、差別的な発言をして物議を醸した。ラツィオのスタッフは、イタリア南部カラブリア州出身のガットゥーゾに対し、「南部の田舎者のクソ野郎」と出身地をさげすむ言葉で侮辱。これに腹を立てたナポリ指揮官は、「私が南部の田舎者だと。面と向かって言いに来い」と返し、ラツィオのイグリ・ターレSD(スポーツディレクター)が仲裁に入る騒ぎとなっていた。 ラツィオのスタッフはその後、自身の不適切な振る舞いを反省し、ガットゥーゾに謝罪した。 「長年にわたってこの仕事をしてきたが、誰かを傷つけたことはなかった。しかし私は昨夜のナポリ戦において、不適切な振る舞いをしてしまった。リーノ・ガットゥーゾ監督を始めとしてみなさん全員に対し、深くお詫びしたい」 セリエAではサポーターによる人種差別的行為が相次いでおり、今シーズンに入ってからは、インテルFWロメル・ルカクやミランMFフランク・ケシエ、ブレシアのFWマリオ・バロテッリなどが標的とされた。今回の件では、イタリア国内の出身地域による差別意識の問題も浮き彫りになった。

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(2020/08/04)