日本式のコンビニを現地で展開できるか!?セブン&アイHDが米コンビニ「スピードウェイ」を2兆円で買収へ(FNNプライムオンライン)
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三田友梨佳キャスター:
流通業界の動きに詳しいマーケティングアナリストの渡辺広明さんに聞きます。
大手コンビニは国内では協力して効率化を進める一方で海外進出を競っていく流れになるのでしょうか?
マーケティングアナリスト・渡辺広明氏:
そうですね。チェーン小売業というのは人口の増減と売り上げがすごく連動します。
これから日本は人口減になっていきますし、オーナーの高齢化も進んでいるので、フランチャイズオーナーの契約更新率が落ちるとも言われているので、今後売り上げがマイナス基調に変更すると言われています。
三田友梨佳キャスター:
そうした中で、共同配送をきっかけに3社の協力というのは進むのでしょうか?
マーケティングアナリスト・渡辺広明氏:
在庫を共有できるものはナショナルブランドの商品になるんですけど、コンビニエンスストアはプライベートブランドに力を入れているので、共同配送は効果が限定的になると思います。
ただし、国が音頭を取って大手3社が協力して取り組むということは、今後検証して助け合って次のステップに行くためにはすごく大事だと考えます。
三田友梨佳キャスター:
一方で、セブンによる2兆円以上を投じた大型買収の狙いはどこにあるのでしょうか?
マーケティングアナリスト・渡辺広明氏:
そうですね。米国市場攻略のカギとして、日本式のコンビニを現地で展開できるかというところになると思います。今回の投資はその足掛かりを築くために非常に重要だったと考えます。
三田友梨佳キャスター:
アメリカで日本式のコンビニを展開するためには何が必要なのでしょうか?
マーケティングアナリスト・渡辺広明氏:
そうですね。セブンイレブンはアメリカと日本で同じ看板を掲げていますが、品揃えが全然違いますよね。特に「中食」と言われるサンドイッチや弁当は全くアメリカは充実していません。
その辺りを充実することが大事で、ワールドカップラグビーが開催された時に、サポーターの皆さんが日本のコンビニの商品がすごく美味しいと話題になりました。なのでそこの充実がすごく大事だと思います。
三田友梨佳キャスター:
そうした中で、アメリカでセブンが成功するためには、どんな課題があるのでしょうか?
マーケティングアナリスト・渡辺広明氏:
アメリカでは中食を作る食品工場を充実させることと、それを運ぶ物流網を