攻撃の切り札、川本が名乗り J1清水エスパルス(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)
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清水のFW川本梨誉(19)が1日のリーグ第8節浦和戦で今季初出場を果たし、プロとしての一歩を踏み出した。約10分の限られた時間だったが、同点弾につながるCKを獲得するプレーで貢献した。昨季、清水ユース所属のままトップデビューした期待のルーキーが、攻撃の切り札に名乗りを上げる。
浦和戦が今季初のベンチ入りで、出番は後半38分からだった。西沢との交代で3トップの左に入り、持ち味の推進力のあるドリブルで仕掛けた。同点後も速攻からパスを受けると迷わずゴールへ迫った。プロ初試合で初得点との目標はかなわなかったが「自分の特徴を出せた」と好感触をつかんだ。
昨季はリーグ戦2試合を含む公式戦5試合に出場し、満を持してトップ昇格した。今季を迎える前には「自分が主力組に絡めない状況になるかも、とは想像もしなかった」。自信が練習への取り組みに甘えを生んだ。紅白戦も満足に出られない時期を経験し、プレーへの迷いも出た。
葛藤の中、常に気に掛けてくれる同じFWの後藤の助言に考えを改めさせられた。練習への向き合い方や、サッカーができることへの感謝の思い。プロとしての姿勢を意識付けられ、前向きさを取り戻した。
リーグ再開直前に足を痛めて一時離脱したが、すでに回復。「状態も上がってきた」と声は明るい。今月は5日と12日のルヴァン杯を含めて8試合をこなす過密日程。「与えられたチャンスで結果を残す」と強い決意を言葉に込める。