「電撃ネットワーク」体を張って30周年 コロナ禍でも本物を(産経新聞)
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生きたサソリを口の中に入れたり、牛乳を鼻から飲んで目から出したり…。数々の過激パフォーマンスで知られる「電撃ネットワーク」が30周年を迎える。結成時からのメンバーである三五十五(さんご・じゅうご)は亡くなり、残された仲間たちもそれぞれ年を重ねた。リーダーの南部虎弾(なんぶ・とらた)(69)に至っては古希の一歩手前。なのに「若手も加入した。まだまだ暴れ足りない」。一体いつまで体を張り続けるのか。(三宅令)
■新ネタの準備
「次亜塩素酸水に顔を突っ込んで目を開けるのは、どうかな。コロナ禍で流行しているし」「ついでに客席にもぶちまけよう」「除菌ね、わかる」
南部はメンバーのギュウゾウ(55)、ダンナ小柳(51)らとともに、10月11日に行われる30周年パーティーで披露する新ネタの準備に余念がない。虚実まじった打ち合わせが続く。
「感染拡大の状況によっては無観客ライブ配信になってしまうかもしれない」(ギュウゾウ)、「というか配信できるのか? 規制かかるんじゃないの」(ダンナ小柳)という心配はある。しかし、「コロナで縮こまっているのは性に合わない」と打って出たい気持ちは抑えきれない。
■海外で大人気
「電撃」は、お笑いグループ「ダチョウ倶楽部」を脱退した南部が参加し、平成2年に結成した。「テレビに嫌われる」ほど、一度見たら忘れられない体を張った過激なパフォーマンスが特徴だ。国内はもとより、「TOKYO SHOCK BOYS(トーキョー・ショック・ボーイズ)」の名前で、海外での人気も高い。
かつては何度も世界ツアーを敢行し、デンマークの女王マルグレーテ2世の目前で「割り箸1本尻割り」をしたのは、今でも語り草だ。特にオーストラリアでは、イベントのたびに「次はいつ来てくれるんだ」と声を掛けられ、熱狂的なファンが多かった。
「でも、10年近く海外にも行けていない」。27年にイベントの進行役だった三五十五を肺がんで亡くし、南部自身も糖尿病を患い、腎臓移植手術を受けた。
昨年、テクノバンド「電気グルーヴ」のピエール瀧さんが麻薬取締法違反で逮捕された際、グループ名を混同した人々に批判された。「それは笑い話だけど、今の30代以下は自分たちのことを知らないのではないか」という焦りはある。「もうひと暴れしたい」
■粒ぞろいの若手
期待の若手は3人。い