唯一無二の戦略を実施……しかしピット作業で不運。ハースのロマン・グロージャン「正しい判断だった」(motorsport.com 日本版)

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 ハースのロマン・グロージャンは、F1第4戦イギリスGPを16位で終えた。入賞とはならなかったが、レース中盤には大いに注目を集める存在となった。 【写真】無観客レースなのに……F1イギリスGPでサーキットに侵入した環境保全団体  先頭集団が13周目に入った頃、アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトが、マゴッツ(ターン10)でクラッシュ。これによりセーフティカーが出動し、このタイミングを使って各車がピットイン……ハードタイヤに履き替え、チェッカーまで走りきることを目指した。  しかしそんな中、1台だけ異なる戦略を採り、ピットインせずにスタート時のミディアムタイヤを履き続けることを選んだドライバーがいた。それがグロージャンだ。グロージャンはこの戦略を採ったことで、メルセデス勢2台、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)に次ぐ5番手に浮上。リスタート後はマクラーレン勢やルノー勢を抑えるレース展開を見せた。 「レースの最初から最後まで、限界でドライブした。だから結果としては残念だ」  グロージャンはレース後にそう語った。 「最初のスティントは楽しかった。セーフティカーの際に僕は5番手まで上がった。『ああ、こんな位置を走るなんて、昔みたいだなぁ』と思ったよ。ステイアウトしたことについては満足している。このクルマでは、そういうことを試してみなきゃいけない。ハンガリーのようにね」  ハンガリーGPでも、ハース勢はフォーメーションラップ終了時にピットイン。ウエット系のタイヤを履き捨て、誰よりも早くドライタイヤを履いた。これが功を奏し、ケビン・マグヌッセンが10位入賞を果たして貴重な1ポイントを持ち帰った。ただ予選でのペースを考えると、こういった大胆な戦略を採ることが、上位進出の唯一のチャンスだったとグロージャンは語る。 「僕らはブレーキに大きな問題を抱えていた。温度をコントロールすることができず、タイヤを暖めることができなかったんだ。タイヤはとても冷めていて、セーフティカーランからリスタートする時には、少し心配だったんだ」 「でも実際には、セーフティカー明け最初の周に、ルクレールを抜けそうなところまでいった。グリップはとても良かったんだ」 「その後、僕はやってのけた。彼らを抑え込むことができて驚いたんだ。僕らは直線で苦し

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(2020/08/04)