ボッタス、痛恨のノーポイントでタイトル争いに大きな痛手「こんなことをしている余裕はない」(motorsport.com 日本版)
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F1第4戦イギリスGPのレース終盤、バルテリ・ボッタス(メルセデス)はタイヤトラブルに見舞われ、緊急ピットインを余儀なくされた。これによりボッタスはポイント圏外に転落し、最後は前を走るセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を追い詰めたもののパスすることができず、11位に終わった。
【動画】2020 F1イギリスGP決勝ハイライト
一方でチームメイトのルイス・ハミルトンにもファイナルラップに同様のトラブルが発生したが、彼はパンクしたタイヤで残り半周を走りきり、トップのままチェッカー。25ポイントを手にした。
これにより、イギリスGP前は5ポイントだったハミルトンとボッタスのポイント差は30に拡大。初のチャンピオン獲得を目指すボッタスにとっては難しい状況となった。
ボッタスはレース後、カレンダーが短縮された2020年シーズンでハミルトンを下してドライバーズタイトルを手にするためには、今回のようなノーポイントのレースをしている場合ではないことを認めた。
「もちろん、理想的な結果ではなかった」とボッタスは語った。
「今のところ、カレンダー通りに進めばあと10レース以上残っている。でもどうなるか分からないから、常に可能な限りのポイントを獲るべきなのは明らかだ。こんなことをしている余裕は全くないのに、それが起こってしまったんだ」
「確かにルイスは良いレースをしていたけど、ある意味では運良く逃げ切ったとも言える。僕に何ができたのだろうか? 理想的なレースではなかったけど、起こってしまったものは変えられない」
「僕はプッシュし続けるし、信じ続ける。何が起こるか分からないからね」
レース終盤、ボッタスはタイヤのバイブレーションを感じてペースを落としていたが、タイヤのパンクは突然起こったと語っていた。メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフも、ボッタスが異変を感じてからパンクが発生するまでわずか10秒しかなかったとして、ボッタスに同情した。
「悲劇はバルテリが無線で『タイヤに何か問題がある』と言ってから10秒後に起きた。タイヤがパンクしてしまったんだ」とウルフは言う。
「それと同時に我々の方でもセンサーでパンクを確認した。私はその時、彼がコースのどこにいるかを確認したが、(ピットの)反対側にいたんだ」
「良い結果にならないだろうというのは明白だった。彼に