老朽化とがん医療で競合 宮城県立がんセンター 仙台市内の2つの民間病院と連携または統合へ(KHB東日本放送)
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宮城県名取市にある県立がんセンターについて、経営の健全化に向けた見直しが必要であるとして、県は仙台市内の2つの民間病院とがん医療の分野で連携または統合に向けた協議を始めます。
がんセンターをめぐっては、建物の老朽化に加え、がん医療の分野で競合が発生しているなどとして、去年12月、有識者の会議が「他の医療機関との連携・統合を検討すべき」との報告書をまとめています。
報告を受け、県は仙台市にある東北労災病院、仙台赤十字病院の双方に連携を呼び掛け、7月31日に合意が得られたということです。
2つの病院を選んだ理由について、県は労災病院はがん治療を行っていて、赤十字病院は総合病院のノウハウがあるとし、3つの病院が組むことでがんを総合的に診察できると考えています。
村井知事「がん治療だけすればよい患者ばかりではなくて、いろいろな合併症、病気を合わせて持っている方の治療も一つの病院でできる方向性を見出していく。それが最大の狙いメリット」
県は2つの病院との協議を8月中に始め、年内には一定の方向性を取りまとめたい意向です。
そして、2025年までに新しいがん医療の提供を開始したいとしています。