NVIDIAとGoogle、AI指標でトップ性能達成を主張(EE Times Japan)

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 機械学習の業界標準ベンチマーク「MLPerf」の第3ラウンド(「MLPerf v0.7」)において、8種類の機械学習モデルを対象としたスコア結果が発表された。ライバル同士であるNVIDIAとGoogleは、いずれもトップ性能を達成したと主張する。 NVIDIAの「A100」は、商用アクセラレーターの8つのテスト全てにおいて、性能(チップ当たりの性能)でトップスコアを記録した。NVIDIAの「V100」の性能を「1」としている 出典:NVIDIA(クリックで拡大)  両社とも自らの勝利を主張しているが、その成果についてはさらなる精査が必要だ。各スコアは、個々のアクセラレーターチップではなく、システムをベースとして測定される。NVIDIAは、同社の次世代アーキテクチャ「Ampere(アンペア)」のハイエンドGPU「NVIDIA A100」をベースとしたスーパーコンピュータを使用し、商用利用可能なシステムのカテゴリーにおいて圧倒的な勝利を収めている。一方Googleは、大規模な「TPU v3」システムと小規模な「TPU v4」システムで研究カテゴリーにエントリーし、強力な挑戦者とされている。  NVIDIAのA100ベースのシステムは、商用利用可能なシステムのカテゴリーにおいて、全てのベンチマーク正規化結果で第1位の性能を達成した。同社のアクセラレーターのベンチマーク結果は、全体的に優位性を確立している。NVIDIAの他にも、富士通やInspur、Dell、Tencent、Alibabaなどのサードパーティーのシステムビルダーが、リストの中で大多数を占めている。  Googleは、同社のTPU v3ベースのスーパーコンピュータ(スパコン)が、複数のベンチマークにおいて最速のトレーニング時間を記録したと主張する。ただし同社のシステムは、NVIDIAの大規模システムと比べると、アクセラレーターチップの数が約2倍だ。またTPU v4は、前回のラウンドでTPU v3が達成した性能スコアと比べて、2~3倍高い成果を実現していることから、GoogleはTPU v4が優れた可能性を秘めていることを示した形となる。 ベンチマークの概要  ベンチマーク測定では、全8種類のモデルに必要とされる精度に対して実施したトレーニング時間を測定する。これらのモデルは、現状のカスタマーAI

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(2020/08/04)