歌舞伎と観客“かけ離れた”現実 「とにかく無事に」の試行錯誤…重鎮は外出自粛傾向(夕刊フジ)

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 8月1日、東京・歌舞伎座が再開した。  「客席をあけた状態での再開なので、これまでのように満席かどうか一見で分かりませんが、チケットの売れ行きは意外な動きだったようです」とスポーツ紙演劇担当記者が伝える。  舞台に近い席は敬遠され、2等席、3等席から売れているという。  「1部から4部まで完全入れ替え制なので、幕間に弁当を食べるなど物見遊山的な楽しみがない。芝居見物本来の姿からはかけ離れた興行になると分かっていても、やらざるを得ない。約5カ月間も閉めたままで、日銭がまったく入らないのですから」(前出・スポーツ紙演劇担当記者)  再開に当たっては、松本幸四郎(47)、市川猿之助(44)、片岡愛之助(48)らが会見したが、歌舞伎を支える高齢者は外出自粛の傾向にあるうえ、東京の感染者の増加が地方からの上京客を鈍らせる。  「とにかく無事に、お客さまにも出演者にもスタッフにも感染者が出ないことが先々を見越した上での最大の目的です」と関係者。年末の顔見世興行(京都・南座)で勢ぞろいの座組が見られるか否か。勧進元の試行錯誤は続く。

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(2020/08/04)