出国体験、スターラックス航空も 張会長が自ら操縦 発売5分で完売/台湾(中央社フォーカス台湾)
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(台北中央社)エバー(長栄)航空やチャイナエアライン(中華航空)に続き、今年1月に就航した新航空会社、スターラックス(星宇)航空も出国気分を味わえる企画を実施する。同社の張国煒董事長(会長)が自ら操縦を担当し、台湾東部上空を飛行する。出発は今月7日。4日午前にインターネットでチケットが販売されると、わずか5分で計188席が売り切れた。
新型コロナウイルスの世界的流行で、各国で入国制限が続く中、海外旅行が困難な状況が続いている。台湾の航空会社各社はこのニーズに目をつけ、疑似出国体験ができるイベントを続々と企画。エバー航空は先月29日、特別塗装機「ハローキティジェット」で台湾の上空を飛行するツアーを発売。チャイナエアラインも同30日、客室乗務員(CA)の仕事を体験できる親子向けイベントの参加受付を開始し、いずれも販売開始直後に完売した。
スターラックスの出国体験企画は、桃園空港を出発して、台湾東部上空を南方向に飛行した後、再び東海岸を北上し、桃園空港に戻るというコース。機内食や機内エンターテインメントを提供するほか、割引価格での免税品販売も行う。飛行時間は約3時間。
操縦を担当する張董事長はかつて、エバー航空でパイロットを務めていた。
離陸後に追加料金で5つ星ホテルに宿泊できるプランも用意。エコノミークラス利用者の場合はリージェント台北(台北晶華酒店)、ビジネスクラス利用者はウェスティン大渓リゾート桃園(桃園大渓笠復威斯汀度仮酒店)に泊まれる。
(余暁涵/編集:名切千絵)