尹錫悦検察総長「民主主義を装った独裁を排撃すべき」(朝鮮日報日本語版)

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 尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長は3日、大検察庁で行われた新任検事申告式で「憲法の核心的価値である自由民主主義は民主主義を装っている独裁と民主主義を排撃する真の民主主義を指している」と述べた。これは尹総長が先月、「チャンネルA記者強要未遂疑惑」の捜査指揮から尹総長を外した秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の指揮権発動を受け入れて以降初めての公式発言となる。 ◆「世界で最も平和な国」1位はアイスランド、韓国48位、日本は?  尹総長が「独裁」「全体主義」などに言及したことを巡り、検察周辺からは「現政権を捜査する検事を全て左遷させた『虐殺人事』を行い、政権への捜査を防ぐために『検察捜査範囲縮小』を推進している青瓦台・法務部に対する発言ではないか」との感想が漏れる。  尹総長はまた、「自由民主主義は法の支配(Rule of law)を通じて実現される。代議制と多数決の原理に沿って法律が制定されるが、いったん制定された法は誰にも公平に適用され、執行されるべきだ」と述べた。尹総長の発言が現在の政治状況を念頭に置いたものかどうかははっきりしない。しかし、法曹界関係者は「尹総長を巡る政治環境を勘案した発言と解釈可能な余地が大きい」と指摘した。検事長出身の弁護士は「総選挙圧勝以降、暴走している政府・与党を狙った発言ではないか」と話した。  「多数決の原理に沿って法が制定される」という部分は圧倒的多数の議席を占めている与党が法律の制定や改正を通じ、検察に圧力をかけかねない現状を遠回しに表現した可能性もある。また、「制定された法は公平に適用されるべきだ」という部分は現政権の関係者も違法行為があれば法律の物差しで処罰されるべきだが、逆に検察に露骨な報復を行っていると婉曲的に表現したものと受け止められている。

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(2020/08/04)