PCR検査機導入、秋以降に 県立大島病院、全国で需要高く納入遅れ 奄美大島(南海日日新聞)

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 鹿児島県奄美市名瀬の県立大島病院へのPCR検査機器の導入が、秋以降になることが1日までに分かった。導入されれば奄美大島内で新型コロナウイルスの検査ができるようになり、結果判明までの時間が大幅に短縮されるが、メーカーには全国から注文が相次いでおり納入時期の見通しが立っていないという。病院側は「少しでも早く納入してほしいが、必要としているところは多く、致し方ない」としている。  奄美群島内では、帰国者・接触者外来で採取した検体を船舶や航空機で県本土の検査機関に運ぶため、結果が出るまでに2~4日かかっている。奄美大島5市町村長は「台風接近時は交通手段が絶たれる」として、県にPCR検査機器の配備を求める要望を出していた。  県は6月補正予算に、大島病院を含め5カ所の県立病院に検査機器を整備する事業費を計上。大島病院への導入は1台で、予算額は約700万円。  大島病院によると、PCR検査機器の指名競争入札が7月29日に実施され、納入業者が決まった。ただ導入される予定の検査機器は、従来よりも操作が比較的簡単なため、全国の公共機関や医療機関、大手企業などからの需要が高く、業者側は納入の時期について「はっきり言えない」と明確にしていないという。  大島病院に検査機器が導入されれば、1時間ほどで結果が分かるようになる。同病院総務課は「検査を受けた患者は、その日に陰性と分かれば安心できるし、陽性であればすぐに入院などの措置を取れる。できるだけ早く納入してもらいたい」と述べた。

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(2020/08/03)