木村一基王位 王位戦第3局前日会見・質疑応答全文「有馬温泉は関東では入れない泉質」(スポーツ報知)

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 将棋の藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑戦している第61期王位戦7番勝負の第3局が4~5日に神戸市で行われる。両対局者は3日、対局場となる有馬温泉の老舗旅館「中の坊瑞苑(ずいえん)」での検分に臨んだ後、会見にそれぞれ出席した。  木村王位との質疑応答は以下の通り。  ―第2局から約3週間空いた。どのような準備を。  「第2局は大逆転負けして、痛いところではあったのですが、良い面も少し出ましたので前向きな考え方もできると思いました。あらためての後手番で作戦も変わるので、切り替えて臨むようにします」  ―先後で1局ずつ指して、藤井棋聖の印象は。  「しっかりよく長く考える、ミスの少ない棋士だなと感じます」  ―第2局の後に「藤井七段」から「藤井棋聖」に。  「(史上最年少タイトル獲得)記録を作られて大変な偉業だと思います。いつかは(タイトルを)取るなと同僚のたくさんの棋士からは見られていて、私もその一人でした。ですので、それ(タイトル獲得)によって(自分が)変わることはありません。同じように全力でぶつかっていくだけだな、と考えております」  ―1年ぶり5回目の有馬対局。どのような場所だと。  「有馬温泉はここにしかない泉質でもありますので、大変楽しみにしておりました。いつも快適な対局場を用意していただいて、大変ありがたく感じておりますし、コロナの影響があっても予定通り開催できたことをありがたく思っております。出来れば良い内容の将棋を指して感謝をお返ししたいなと思っております」  ―有馬温泉の効果は。  「快適ですねえ。だから今回も楽しみにしております。今晩入りますよ。(鉄分や塩分が豊富に含まれた茶褐色の)金泉が好きですね。独特なので。関東では入れません」  ―あらためて意気込みを。  「番勝負に何度か出させていただいて感じていることは、ちょっとした積み重ねがとても大事だということ。スコアとしては苦しいですが、いっぺんに2局も3局も勝つわけにはいきませんので、特に明日、明後日を大事に指したいと思います」  ―第2局では封じ手用紙をチャリティーで提供することを提案されました。その思いとは。  「将棋というものが(誰かの)助けになるようなことはなかなか少ないですし、こういった中(コロナ禍)でも開催していただくことに大変感謝しておりま

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(2020/08/03)