未発表の映画脚本「広島の二人」 保坂監督が出版報告(産経新聞)

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 未発表の映画脚本を原案にした小説「広島の二人」(ジェイコード)を執筆した映画監督の保坂延彦さん(75)が広島県庁を訪れ、推薦文を寄せた湯崎英彦知事に出版を報告した。  「広島の二人」は、黒澤明監督の作品に多くの脚本を執筆した脚本家の故・菊島隆三さんが、保坂さんの初監督作品として書き下ろした。昭和20年8月の広島で、捕虜収容所を脱走した米国兵と単身で追跡した軍曹が次第に心を通わせる物語。  同55年頃に菊島さんから脚本を託された保坂さんは、日米合作を模索したりしたが、多額の製作費がかかることなどから映像化には至っていなかった。「何とか世に出したい」と探った結果、小説として出版することになったという。  保坂さんは「原爆投下という大惨事を通して、戦争とは何かを問いかける作品。40年近くにわたって何度もチャレンジしたが、やっと形になってほっとしている」と話した。湯崎知事は「被爆から75年を迎えて、いろいろな形でメッセージを伝えることは大切」と述べた。  小説は広島で先行販売された。保坂さんは「出版がきっかけになって映像化につながれば」と期待を寄せた。

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(2020/08/03)