新型コロナ クラスター発生を防ぐには 専門家に聞く(MBC南日本放送)

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一度発生すると、多数の感染者が出るクラスター。発生を防ぐためには、どうすればいいのか。専門家に聞きました。 (鹿児島大学大学院 西順一郎教授)「大声を出す。換気の悪い所で人が集まるという3密の典型的な事例ではないかと思う」 感染症が専門で鹿児島大学大学院の西順一郎教授は、1例目となる鹿児島市のショーパブで発生した116人のクラスターについて、飲食業業界団体と行政による感染対策の監視システムが必要と話します。 (西教授)「(飲食業)組合の方々でお互いにチェックしあう体制を取りつつあるが、行政もそれに加わって、相互に感染対策が十分なのかどうかを監視するようなシステムが必要だと思う」 鹿児島市で認定された2例目のクラスターは、介護事業所のスタッフや利用者、その家族ら男女9人で、2つの家族をまたがっています。また、鹿児島市の3例目のクラスターは住宅型の高齢者施設の利用者やスタッフと家族の13人で、職員がマスクをはずして入浴を介助していたということです。 (西教授)「特に入浴の時は、暑い中で非常に重労働になるので、マスクをずっと着けて介助というのは、労働としては極めて厳しいと思う。私も感染のリスクが少ない場合は、外してもいいのではないかと思っているが、負担にならないようなマスク、呼吸が苦しくなるような厳しいマスクではなくて、飛沫を防ぐ布マスクやウレタンマスクという種類も検討しないといけないと思っている」 4例目となる与論町で発生したクラスター。県は、町内の感染者全てをクラスターと認定し、感染者は53人に上ります。町では、医療体制が脆弱で、高齢化率も高いとして来島自粛を呼びかけており、西教授も感染を防ぐためには、厳しい来島自粛要請も必要と話します。 (西教授)「夏になって、非常に気持ちも開放的になるので、飲み方をしたい気持ちは非常によくわかるが、ある程度、人数を絞ったり、行動が不明な方は入れないとか、今年の夏は、そこを厳しく自粛する必要があるのではないかと思う」 西教授はこのように述べ、これからお盆の時期は帰省による会食も増えるとして、多人数での飲み会の自粛など感染対策を徹底することが、クラスター発生を防止することにつながるとしています。

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(2020/08/03)