「お菓子をおいしい状態で」適温超えを知らせるシール 福井の店が開発、海外で高評価(福井新聞ONLINE)

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 和洋菓子製造販売のベルジェ・ダルカディ弁慶堂(福井県鯖江市柳町4丁目)は、温度によって表示内容が変化し、菓子保存の適温でなくなったら警告文とイラストが表示されるラベルシール「温度変化お知らせラベル」を開発した。同社はこのラベルシールを貼った菓子を二つの国際食品審査会に出品し、味覚に加えラベルシールも高い評価を受け、ダブルで金賞を受賞した。  高温に弱い菓子類を適温でおいしく食べてもらおうと、統括責任者の牛若光三さん(56)が企画。牛若さんがデザイン素案を考え、群馬県のシール・ラベル印刷企業が製作した。  精度の高い特殊インクで印刷されており、周囲の気温が食べ頃の温度のうちは、黒地に白文字で「適温」と記されている。20度を超えると特殊インクが透明になり、ラベル下地に書かれた警告文と、20度を超えたことを示す温度計のイラストが出てくる。  同社はこのラベルシールを人気商品「大人のレモンケーキ」に貼り、ドイツ農業協会が主催する国際品質競技会と、国際品質審査機関「モンドセレクション」が主催する審査会に出品。いずれも味だけでなく包装も審査対象となる中、共に金賞を獲得した。ラベルシールは「消費者にとって大変分かりやすく、理想的な食べ頃温度が確認でき、製品のおいしさを高めるアイテム。日本語が分からなくてもイラストと色使いで分かる」と高い評価を受けた。  ラベルシールは1枚70円。顧客の希望があれば菓子に貼るという。牛若さんは「ラベルをより多く共同購入できれば、コストダウンとなる。同業者の購入希望があれば、ぜひ応じたい」と話している。

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(2020/08/03)