「FELT・AR FRD」インプレッションレポート(FUNQ)

【リンク先抜粋】
2008年に初代がツール・ド・フランスでデビューして以来、パイオニアとしてエアロロードの世界を牽引してきたフェルトのARシリーズ。2014年に登場の2代めを経て、3代めが6年ぶりのフルモデルチェンジを果たした。 バイシクルクラブ4月号でARアドバンスドを紹介したが、AR FRDはさらにハイグレードのUHCアルティメイトカーボンを使用した旗艦モデルだ。 初代がデビューした12年前とはエアロロードに求められる要素は大きく変化している。当初は空力性能に特化したことこそがアドバンテージになったが、現在ではライダーの求める性能も多様化し、剛性や軽さ、快適性といった要素も重視される。 つまり、バイクの軽さ重視の超級山岳コース以外であれば、それ以外のほぼすべてのレースコースに対応できる一台が求められている。またディスクブレーキが標準となり、ケーブルのフレーム内装化も容易になったことで、空力性能において以前より向上しているのが現代エアロロードの特徴といえるだろう。 新型ARは性能のメインとなる空力面において、フレーム形状やケーブル類の内装により、前作比で9%もの抵抗を軽減。基本的なフレーム形状として翼断面の後端をカットしたトランケーテッド・エアフォイルシェイプを採用し、シートチューブをリアホイールに合わせて張り出させるフィッシュリップ・シェイプなど細部までエアロダイナミクスを追求する。 ペダリングに重要な剛性面においてもFEA解析とテストライドを重ね、必要部分の剛性のみを向上させた。さらにシートポストの固定用に設けられるスリットを下端まで延長することで、リーフスプリングのようにしならせる技術を投入。これまで以上の快適性も生み出している。 あらゆる面から妥協なく開発されたAR FRDが再びエアロロードの世界を席巻する。

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(2020/08/03)