[講演録] 未来をつくる発想法 第2回 豊かな発想法を持つ脳にするには?(Hello,Coaching!)

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2018年、米ハーバード大学でクリエイティビティの研究をされているロジャー・ビーティー博士が「クリエイティブな人と普通の人とで脳内がどう違うのか」という非常に興味深い発見を発表されました。 脳内には、活性化した脳内のさまざまな部分をつなげるサブネットワークが3タイプあり、それぞれ専門用語では、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)、顕著性ネットワーク(Salience Network、SN)、実行機能ネットワーク(Executive Control Network EN)と呼ばれ、異なる役割を有しています。 DMNはアイデアを出す役割、SNは無数に出るアイデアをいくつかに絞る役割、そしてENが絞られたアイデアを精査する役割なのですが、わかりやすい一般的な用語を使うと、DMNは「直観」、SNは「大局観」、ENは「論理」と言い換えることができます。 たとえば将棋棋士を例にとりましょう。棋士はある場面を見ると、直観で 「次の手」が100通りくらい浮かび、それを大局観でいくつかに絞りこみ、最後に時間をかけて次のうち手を決めるというプロセスを踏んでいるようです。 ビーティ―博士の発見では、普通の人はサブネットワークでの切り換えがスムーズにいかず、どれか一つにとらわれてしまうのに対し、クリエイティビティが高くイノベーティブな人は、この3つのサブネットワークのモードの切り替えが上手で、特に「直観」と「論理」をつなぐ「大局観」がきちんと働いているということでした。発想力を豊かにするためには、「大局観」をうまく働かせることが、とても大切だというわけです。

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(2020/08/03)