【ハスクバーナ ピレン701シリーズ 試乗】ボルボやイケアだけじゃないスウェーデンブランドの存在感…鈴木大五郎(レスポンス)

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排気量の大きいシングルエンジンというと、皆さんはどんなイメージを持たれるだろうか? 関連画像を見る 重ったるい。振動が多い。味わいがある。トルクフル。人によって感じ方は様々だと思うが、ハイパフォーマンスのマシンに多気筒マシンが多いこともあって、パフォーマンス重視といった印象を持たれる方は少ないかもしれない。しかし、ハスクバーナ・モーターサイクルズの『701シリーズ』に乗ってみたら、ビッグシングルに対するイメージが180度回転。そのハイパフォーマンスぶりに少しビックリしてしまうかもしれない。 ◆レースがルーツでストリートでは最速ともいえるシングルエンジン もともと、このエンジンは系列会社でもあるKTMの『690DUKE』に搭載されていたもの。オフロードシーンで4ストシングルエンジンを得意としていたKTMが持っていたLC4(リィキッドクールド4バルブの略)…つまり水冷4バルブという意味を持ったこのエンジンはもともとレーシングエンジンがルーツではある。 しかし、ここ10年ほどで、それが競技志向だったことなど感じさせないエンジンに熟成されてきた。ストリートのシングルエンジン史上、最速ともいえるハイパフォーマンスを持ちながら、普段使い出来るフレキシブルさと信頼性を持っている。 そんなエンジンを搭載したDUKEの車体は、オンロードとオフロードマシンがミックスしたかのような、やや特殊なカテゴリーに属するフィーリングを持っていたが、これも最新モデルではトータルパフォーマンスの高い、スポーツネイキッドマシンに仕上がっていた。そういったベースマシンを持っているのだから、どう料理しようとも悪くはならないはずという安心感が根底にある。 ベースモデルが判別つかないような、何にも似ていないオリジナリティ溢れるスタイリング。人の目を引く個性を主張しながらも、優れたデザインというのが、新生ハスクバーナの特徴でもある。ハスクバーナ自体、もともとがオフロード畑での活躍が印象的であり、このスタイリングは意外だが、走りだせば信頼性のあるプラットフォームをベースにした恩恵が随所に感じられる。 ◆ワインディングでは”水を得た魚”状態の軽快さ「ヴィットピレン701」 ヴィットピレンはネオカフェレーサーともいうべき、やや前掲気味のセパハンスタイルが特徴。ストップ&ゴーの多い街中ではそのライデ

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(2020/08/03)