「課題はアルボンではなくチームにある」レッドブル・ホンダのチーフエンジニアが率直な心境を語る(motorsport.com 日本版)
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今季は特に予選で速さを発揮するのに苦労しているアレクサンダー・アルボン(レッドブル)。レッドブルはその問題を解決するため、ベテランのレースエンジニアであるサイモン・レニーをファクトリーから呼び戻し、F1第4戦イギリスGPからアルボンを担当させている。
【動画】2020 F1イギリスGP予選ハイライト
アルボンはFP2で2番手タイムを記録するなど進歩の兆しを見せていたが、そのFP2でクラッシュをしたこととFP3でパワーユニットのトラブルに見舞われたことで走行時間を失い、迎えた予選では12番手に終わった。なお、チームメイトのマックス・フェルスタッペンは3番手だった。
レッドブルのチーフエンジニアであるポール・モナハンは、チームがより良いマシンを与えれば、アルボンはパフォーマンスを発揮することができるだろうと語った。
「ここでは風が強くなると、ドライブがトリッキーになることがあるんだ」とモナハンは言う。
「金曜日のペースを見れば、アレックスがQ3に届かなかったことは他の誰よりも残念なことだったと思う。彼に能力があるのは間違いないし、マシンにも速さはある訳だから、我々は彼がそれらの実力を発揮できるように調整をしなければいけないんだ」
「実際、セクター1の低速コーナーとセクター3終盤の低速コーナーではうまくいっていると思う。しかしまだ他の場所では、かなり異なるものが要求される」
「アレックスにもっとバランスの良いマシンを与えれば、労せずQ3に進むことができると思う。だから正直に言うと、課題はアレックスというより我々にあるのだろう」
一方のアルボンは、予選での速さには改善の余地があると自覚しているが、レースでの走りには何の心配もなく、レッドブルが自身の後任を探しているのではないかと心配する必要はないと語った。
「まず第一に、苦戦しているとは思っていない」とアルボンは語った。
「開幕戦は非常に力強いレースができた。第2戦は4位で、第3戦は5位だったんだから、これで苦戦しているなんて思っていたら、他の色んなことに気をとられてしまう」
「個人的には最初の数レースに満足しているけど、思うようにいかなかった部分もある。ただ正直に言って、(今後)厳しいものになるとか、そういった類の心配はしていない」
「ただ予選が厳しいものになっているだけで、僕は今マシンに慣