レーシングポイント、ヒュルケンベルグの対応力に感銘「ずっとチームにいたかのような……」(motorsport.com 日本版)
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F1イギリスGPは、レーシングポイントにとって慌ただしい週末となった。セルジオ・ペレスが新型コロナウイルスに罹ったことが分かり、チームは前身のフォースインディア時代に起用していたニコ・ヒュルケンベルグに急きょオファーしたのだ。
【動画】2020F1イギリスGP予選ハイライト
ドイツにいたヒュルケンベルグは、シルバーストンのすぐ近くにあるレーシングポイントのファクトリーに急行。新型コロナウイルスの検査、シート合わせ、チームとの契約を慌ただしく済ませた。
ヒュルケンベルグは184cmと高身長だが、ランス・ストロールとわずか2cmしか差がなかったことが幸いし、レーシングスーツを見つけることもできた。
金曜日の朝、検査の結果が出るまでファクトリーで45分ほどシミュレーターでマシンを”予習”し、FP1の走行に臨んだのだった。
セッションを経るごとに、ヒュルケンベルグはマシンに適応し、速さを発揮していった。予選Q1では、4番手となったストロールとわずか0.084秒差の5番手につけたのだ。
しかしQ2ではタイムが伸ばせず、Q3に進出し5番手となったストロールから7グリッド後ろの13番手からレースをスタートする。
レーシングポイントのテクニカルディレクターであるアンドリュー・グリーンは、木曜日の夕方と金曜日朝の限られた時間でステアリングホイールを学習したヒュルケンベルグについて、次のように語った。
「ルノーで行なわれていた手順については知らないが、彼は良い記憶力を持っている」
「彼がかなりのシーズン、我々のためにドライブしていた際に彼が慣れていた多くの手順は、実際にはあまり変わっていないと思う、それらは少し進化したかもしれないが、それらの背後にある全体的な原則はとても似ているんだ」
「彼は信じられないほどシームレスに、それに馴染んだ。それはまるで、彼がチームにずっといたような感じだった。そもそもそれが、彼をマシンに乗せたかった理由だ」
「非常に短い時間で、マシンから最大限の能力を引き出すことができる人物が欲しかったんだ。その点では、彼にとってはそれほど難しいことではなかったんだ。切り替えは比較的簡単だったと思う」
今季、どのカテゴリーにも参戦していなかったヒュルケンベルグは身体面、特に首に問題を抱えているという。
「彼の最大の決定は、9ヵ月