来週(8/3~7)の日経平均株価の予想レンジは、2万1200~2万2500円! 2万2000円が上値抵抗線となる売り優勢の展開で、資金が集まる中小型株に注目(ダイヤモンド・ザイ)
【リンク先抜粋】
●今週の日経平均株価は、6営業日続落で大幅に下落!
アドバンテストの今期最終赤字見通しで、市場の楽観論が消滅
今週の(7月27日~31日)日経平均株価は、6営業日続落となり、週を通しても大幅な下落となりました。週の最終日である7月31日は600円を超える大幅な下げとなり、心理的な下値支持線として意識されていた2万2000円を割り込んで、6月15日以来の安値水準まで下落しています。
■日経平均株価チャート/日足・3カ月
4連休明けとなった今週の株式市場ですが、週の前半は底堅い値動きとなりました。米中対立への緊張が高まったことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で上値を積極的に買う流れにはならず、また一方で、ハイテク株の決算への期待などから下値を売り込む流れも見られませんでした。
しかし、主要企業の決算発表では、エムスリー(2413)や東京エレクトロン(8035)が予想を上回る決算内容だった一方で、新型コロナウイルスの影響が想定されていたものの、信越化学(4063)やファナック(6954)、キヤノン(7751)などの弱い決算内容が嫌気され、次第に地合いは軟調になりました。さらに、東京エレクトロンが買い一巡後に下げに転じ、アドバンテスト(6857)が今期最終赤字の見通しを発表したことで、市場のセンチメントは大きく悪化。これまで相場をけん引していたハイテク企業などグロース株の売りにつながりました。
●来週の日経平均株価は「売り優勢」の展開の中、
決算発表した中小型株が日替わりで物色される流れに
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
2万1200円 ~ 2万2500円
来週(8月3日~7日)の日経平均株価は、今週の下落に対する自律反発が意識されるものの、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードの中、売り優勢の展開になりそうです。
心理的な下値支持線だった2万2000円を割り込んだことで、今後は2万2000円が上値抵抗線として意識されるでしょう。早い段階でこの2万2000円を突破できないと、売り方の仕掛けが活発化して売り圧力が強くなってくる可能性があります。日銀のETF買い入れによる株価の下支えも、これを上回る売り圧力によって効果が限定されるため、投資家はより慎重な姿勢となるでしょう。個人投資家としては、まず決算発表シーズンのピークが通過するのを待