「巨大トンネル建設」を撮った写真家が見たもの(東洋経済オンライン)

【リンク先抜粋】
 ここからトンネルを掘っていく、と地図の施工起点を指さす写真を最初の1枚にしました。実はそれ以前に、事務所開きや電話線を引くところも撮っていました。後から地図を指さす光景に出くわしたとき、自分的にもここから完成まで立ち会うんだ、という気持ちが高まって即決しました。  ──そして2枚目。さあ巨大重機登場、かと思いきや、あぜ道をとぼとぼ歩く作業着2人の後ろ姿。  もうここからは本当に時系列で見せようと。工事開始は冬。雪を踏みしめポケットに手を突っ込んで、起工する山肌を見に行くところです。新しいトンネルが開通するという光の部分と同時に、横にたたずむ田んぼの風景は消滅するんだなという陰の部分が浮かんだ。その山あいの景色に対するいとおしさというか、撮り残したくないという思いがありました。

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(2020/08/02)