災害ボランティアが語る、被災地支援の“ニューノーマル”(TOKYO MX)
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TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。7月15日(水)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、フリーアナウンサーの丸山裕理さんが“被災地支援のニューノーマル”について述べました。
◆九州豪雨、被災地の大分県日田市は今……
九州豪雨で大きな被害を受けた大分県日田市で、災害ボランティアセンターが開設。新型コロナウイルス対策でボランティアの募集は県内在住者のみとしましたが、被災地の力になろうと初日から多くの県民が駆けつけました。
日田市は大分県の西部に位置し、福岡県と熊本県の県境にあります。市内には一級河川の筑後川が流れ、今回の九州豪雨ではこの川が7月7日から8日にかけて2度氾濫。72時間の雨量が観測史上最大の862ミリを記録しました。市内で死者は出なかったものの、温泉地で知られる天ヶ瀬温泉や一時孤立した中津江地区が大きな浸水被害を受けています。
コロナ禍にあって被災地支援はどうなっているのか、そしてどんな課題があるのか、丸山さんは日田市で災害ボランティアをされているNPO法人リエラで理事を務める頼政良太さんに取材。
通常、被災地では「人」、「物」、「お金」などさまざまなリソースが必要になってきますが、このコロナ禍では大きく「ボランティア不足」と「生活再建費用」が課題になっているといいます。
まずボランティア不足に関しては、募集を県内在住者に限定していることで人が集まりづらく、なかには「(ボランティアに)行きたいけど県外だから行けない」という声もあると言います。
一方、生活再建費用については、日田市は温泉街として知られ、多くの旅館がありますが、被災したのはコロナ禍から営業再開した直後のこと。それだけに、「コロナ禍に続いて、さらに被災され、(生活再建)費用を工面するのが大変だと話されていた」と丸山さん。
◆ウィズコロナ、被災地支援のニューノーマル
現在はこれらの対応について数々のボランティア団体が知恵を出し合い、ボランティアは「県内」だけで募集するのではなく、「生活圏内という考え方で」という案が出ています。というのも、広い大分県のなかで日田市は福岡県と熊本県に隣接し、各県と生活圏内として行き来する人が多いとか。また、県内では100ヵ所以上の道路が寸断されており、「もしかしたら県外