田中精密工業(7218)、株主優待を改悪! 権利獲得に必要な最低株数が従来の「100株」から5倍の「500株」になり、最低投資額がアップして優待利回りはダウン!(ダイヤモンド・ザイ)

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 田中精密工業株式会社が、新米がもらえる株主優待を変更することを、2020年7月31日の15時に発表した。 【詳細画像または表】  田中精密工業の株主優待は、毎年3月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上を保有する株主に、入善(富山県)産の新米コシヒカリ『つぶぞろい』3㎏を贈呈。1000株以上保有する株主に『つぶぞろい』5kgを贈呈」というものだった。  今後も同じ品種の新米が贈呈される点に変わりはないが、配布区分が「100株以上」「1000株以上」の2段階から「500株以上」「1000株以上」の2段階に変更される。つまり、株主優待の権利獲得に必要な最低株数が100株⇒500株に変更され、今後は500株未満の株主は株主優待の対象外となってしまう。  田中精密工業の株主優待の変更は、2021年3月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。 ●田中精密工業の株主優待制度の詳細は?    (変更前)   基準日   保有株式数   株主優待内容   3月末 100株以上 富山産コシヒカリ3kg 1000株以上 富山産コシヒカリ5kg   (変更後)   基準日   保有株式数   株主優待内容   3月末 500株 以上 富山産コシヒカリ3kg 1000株以上 富山産コシヒカリ5kg  田中精密工業の株主優待は、本社がある富山県の新米で、価格不明のために株主優待利回りの算出は不可能。これまでは100株以上~1000株未満で3kgのお米がもらえたが、今後は500株以上の保有が必須となり、権利獲得に必要な最低投資額が従来の5倍になってしまうため、失望している個人投資家は多そうだ(2020年7月31日の終値で計算すると、必要な最低投資額は6万7100円⇒33万5500円になる)。  田中精密工業は富山県に本社を置き、自動車やオートバイ用部品を製造・販売する企業。株主優待の改悪と同時に発表した2021年3月期の第1四半期決算は、売上高44億4400万円(前年同期比48.8%減)、営業利益8億8400万円の赤字、経常利益8億3500万円の赤字、四半期純利益5億1800万円の赤字と急ブレーキ。新型コロナウイルスの影響が甚大であることから、通期の業績予想と配当予想は「未定」としている。  ■田中精密工業  業種  コ

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(2020/08/02)