独自 ニュースレター をめぐる記者と雇用主のせめぎあい:「Twitterアカウントを持つな、ということはできないのと同じ」(DIGIDAY[日本版])

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こうした「副業」ニュースレターは職業上のグレーゾーンにあてはまる。ほとんどのパブリッシャーは社員が本業と競合になるようなフリーランス業務をおこなうことを禁止しているし、才能豊かな人材を抱える企業の管理職は雇用主がコントロールできない、もしくはマネタイズできない形で彼らがオーディエンスを獲得することを心配するものだ。 「『記者が自分のオーディエンスを抱えて(社を)離れてしまうだろう』と心配する編集者もいると思う。しかしこうしたニュースレターは職に留まらせるという点でも優れた戦略だ」とバズフィード・ニュース(BuzzFeed News)で勤務中に「テック・ジャイアント・アップデート(Tech Giant Update)」というニュースレターをローンチしたアレックス・カントロウィッツ氏は言う。バズフィード・ニュースで5年間勤務し、この夏に離職したカントロウィッツ氏だが、現在はサブスタックで「ビッグ・テクノロジー(Big Technology)」という新たなニュースレターを運営している。 カントロウィッツ氏が自身のニュースレターの最初のバージョンをニュースレタープラットフォームのタイニーレター(Tinyletter)を使って作ったのが約2年前だ。ほぼ同時期に、バズフィードは従業員たちが作ったニュースレターのプロモーションを助けると社内に発表した。バズフィードによるこの決定は「自分にとってベストなことを考えてくれていることがわかった」とカントロウィッツ氏は言う。このプロモーション戦略のおかげで当初計画していたよりも長くバズフィード・ニュースに務めることになったと同氏は語る。 これまでも記者たちは副業のニュースレターで成功するとそれを仕事に活かしてきた。2016年、ワシントン・シティ・ペーパー(Washington City Paper)で働いていたウィル・ソマー氏は右派メディアとコミュニケーションに関する副業ニュースレター、「ライト・リヒター(Right Richter)」をローンチした。それから2年のあいだに2度仕事を変えたソマー氏は、職場をザ・デイリー・ビースト(The Daily Beast)に移し同じトピックを報道している。もちろん、自分のニュースレターも移動させた。

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(2020/07/29)