キュービーネットホールディングス(6571)の株価は割安?コロナ禍で減益も、QBハウスの出店余地は内外で高い。人材投資が実を結べば成長が見込め、長期で買いか(ダイヤモンド・ザイ)

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●今期は大幅減益も、今後の成長余地が高い2つの理由  キュービーネットホールディングス(6571)は、低価格で短時間でヘアカットできる理髪店「QBハウス」を運営する会社です。2019年12月時点で国内で575店舗、海外で131店舗を展開しています。業績は2016年から増収増益を続けてきたものの、コロナ禍の2020年6月期は大幅減益予想ですが、来期は回復が期待できるでしょう。直近の株価は1726円(7月29日終値)と、年初来高値2554円と比べて冴えないものの、業績回復次第で戻りが期待できそうです。  【詳細画像または表】  同社の成長性は、私はまだまだあると考えています。理由は2つ。1つは理髪技術や接客サービスを磨くことで、より多くの顧客にリピートしてもらう余地があること。QBハウスの利用客の約9割は男性で、その中には一度利用したものの、しっくりこずに美容室に戻る客が一定割合いる。裏を返せば、技術や接客に磨きをかけることでリピート率を高めることができるのです。  もう一つの理由は、男性が利用する昔ながらの理容室の廃業が進むことで、残存者利益を得られる可能性が高いことです。理容室の経営者が高齢化し、9割以上が個人経営の零細企業で後継者不⾜に悩んでおり、今後、廃業が加速するでしょう。髪はどこかで切る必要があり、そのニーズをうまく吸収することで成長できるのです。 ●人材教育を重視。人材確保できれば、国内1000店も通過点  同社の成長のカギに担うのが人材教育です。同社は、離職率が高い理美容業界において人材を大切にする経営方針を掲げ、人材教育や待遇改善に取り組んでいます。例えば、一般の美容院では新人時代は見習いでシャンプーなどの下積みが長いのに対し、同社ではヘアカットに専念させ、半年で1人前に育てます。カット代の値上げによって従業員の待遇改善を行ったり、社員研修を実施したりすることで、より長く働けるようしています。その結果、10年前に31%だった離職率は7%まで改善しました。  同社の出店基準は、優秀な人材が確保できること。そのため出店は人材が確保できる都市部中心になり、地方や郊外は途上です。テナントニーズから言えば、同社の出店余地は大きく国内1000 店舗も通過点でしょう。海外展開については、収益性は国ごとにばらつきがあるものの出店余地は大きく、成長が期待できま

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(2020/07/29)