阪神8度目完封負けで2位ならず「1本出ない」監督(日刊スポーツ)

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<ヤクルト3-1阪神>◇29日◇神宮 猛打の虎が、貧打の虎に一変した。阪神が今季8度目の逆転負けで2位浮上を逃した。ヤクルト先発原らに対して1回の3安打以降はわずか2安打。計9四球と苦しむヤクルト投手陣をとらえ切れず、1得点に止まった。前夜18安打20得点と大爆発した打線は、今季ワーストの13残塁。あと1本が出なかった。矢野監督も「そこに尽きるんじゃない。昨日のね。まあ、逆というか。1本が出ないというのが今日の敗因」と指摘した。 【写真】4回裏、ヤクルト村上に左中間2点本塁打を許し、沈黙する阪神ベンチ 満塁天国だった神宮の杜が、満塁地獄になった。1回だ。1死一、三塁から4番大山の遊撃内野安打で幸先よく1点を先制した。さあ、前夜の続きで今夜は何点取るんだろう。だがそんな期待は夢と消えた。 5番ボーアの右前打で1死満塁と好機を広げたが、梅野と木浪がまさかの2者連続で空振り三振。6回にも1死満塁から左腕長谷川を相手に近本が左飛、続く糸井が直球を空振り三振。合計4度の満塁打席をことごとくつぶした。前日28日はボーア&サンズが新助っ人NPB史上初のアベック満弾をマーク。満塁機の決定力不足が明暗を分けた。 終わってみればスミ1負け。井上打撃コーチは「最初に大チャンスをもらった時に1点しか取れなかったというところを引きずってしまった」と、初回の満塁機をつぶしたことが尾を引いたと分析した。大勝翌日ゲームの難しさについては「みんな意識していたとは思わない」と話したが、要所でギアを上げた先発原を捉えきれず、積極的な打撃も空回りしてしまった。 阪神が20得点以上を挙げた次の試合は、これで2勝4連敗。どうしても“打ち疲れ”という言葉がクローズアップされる。矢野監督は「引きずって野球をやることはない。(30日先発の)晋太郎も2回目になるんかな。気持ち良く向かっていってくれたらと思います」と切り替えを強調した。巨人が敗れ、首位に3・5ゲーム差に詰め寄るチャンスだったが、4・5差は変わらず。30日ヤクルト戦に敗れれば、8カードぶりとなるカード負け越しが決まる。休んだ分、もう“打ち疲れ”はないはずだ。【桝井聡】

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(2020/07/29)