朝乃山10勝で「ホッとしている」 V争い「三つどもえ」の様相(産経新聞)

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 大相撲7月場所11日目は29日、両国国技館で行われ、10日目に土がついた新大関朝乃山は平幕の輝を寄り切り、10勝目を挙げた。  目を見張る鮮やかな相撲だった。立ち合い、朝乃山は輝が放ったのど輪にのけ反りながら、一歩も下がらなかった。左腕でのど輪を外し、素早く左右の腕を相手の脇に差した。これで盤石。腰を落としてがぶり寄り、土俵外に追いやった。  初黒星を喫した28日夜、師匠の高砂親方(元大関朝潮)から「気持ちを切り替えて前に出ろ」と言葉をかけられた。教えを土俵で表現してみせた。  “大関の勝ち越し”とされる10勝目を挙げた。「ほっとしている」と語ると表情を緩めず、こう続けた。「10番勝ったら11番じゃなく、12、13番、そして優勝。それが大関としての務め、目標だと思う」  結びで白鵬が敗れたことで、再び1敗で首位に並んだ。幕尻で元気な元大関の照ノ富士も含め「三つどもえ」の様相を呈してきた。錦戸審判部副部長(元関脇水戸泉)は優勝ラインについて「3敗まではいかないと思う。1敗か2敗。白鵬、朝乃山は崩れないでしょう」と見通した。  残り4日。朝乃山は「緊張感を持って。自分自身との闘いだと思う」と決意を込めた。白鵬との直接対決も控えている。賜杯争いが俄(が)然(ぜん)熱を帯びてきた。(浜田慎太郎)

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(2020/07/29)