ミカンコミバエ 鹿児島県本土でも確認相次ぐ 防除態勢を強化(MBC南日本放送)

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カンキツ類などの果実を腐らせる害虫のミカンコミバエですが、今シーズンは離島だけでなく、鹿児島県本土での確認も相次いでいて、県などがわなを増やすなど対応を行っています。 姶良市や霧島市では29日朝、県と門司植物防疫所の職員らが27個のわなを設置しました。害虫のミカンコミバエを調査するためのものです。 体長7ミリほどのハエの一種、ミカンコミバエ。幼虫が寄生した果実は、腐ったり落下したりするため、5年前に奄美地方を中心に確認が相次いだ際には、果物が廃棄されるなどしておよそ5億6600万円の被害が出ました。 今シーズンはこれまでに離島を中心に51匹が確認されていて、昨シーズンの35匹を上回っています。ただ、今月1日に枕崎市で県本土で5年ぶりに確認されて以降、薩摩川内市、鹿児島市、南大隅町でも確認。さらに27日は姶良市と指宿市でも初めて確認され、県本土での確認は6市町で合わせて8匹に上っています。 県と門司植物防疫所は、見つかった地点からおよそ5キロの範囲では調査用のわなを増やし、およそ2キロの範囲では殺虫剤を染み込ませた誘殺板を設置するなどしています。 門司植物防疫所は「発生地のフィリピンなどから風に乗って飛来した可能性があり、いまのところ県内で発生している状況ではない」としていますが、引き続き防除態勢を強化していく方針です。

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(2020/07/29)