ムンバイのスラム街住民、半数以上が新型コロナ感染か(CNN.co.jp)

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(CNN) インド西部の都市ムンバイのスラム街で、住民の半数以上が新型コロナウイルスに感染しているとの研究結果が明らかになった。 地元当局と医療機関による共同研究の結果が28日に発表された。今月前半、市内3つの区から無作為に抽出した計6900人以上を対象に抗体検査を実施したところ、スラム街では住民の57%、それ以外の地区では16%が陽性反応を示したという。 抗体検査では過去に感染したかどうかがが分かる。研究チームはスラム街で特に陽性率が高かった要因として、人口密度の高さやトイレなどを共用する生活環境を挙げた。 スラム街以外の地区でも陽性率が比較的高かったのは、清掃係や庭師、運転手としてスラム街の住民を雇っているケースが多いためと考えられる。 今回対象となった3地区以外でも検査が完了すれば、同様の結果が出ることが予想される。 ただし陽性者の多くは無症状とみられ、感染者の致死率は0.05%にとどまっている。研究チームは、症状のある患者を隔離する市当局の対策が効果を挙げているとの見方を示す。 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によれば、インド全体でも新型ウイルスによる人口10万人当たりの死者は2.47人と、米国の45.24人、英国の68.95人と比べてはるかに少ない。インドの人口構成は欧米に比べ、重症化率の低い若者が多いためという見方が強い。 モディ首相は同国の検査件数や回復率の高さ、死亡率の低さを強調するが、今回発表された結果からは、これまでの検査で見つかっていなかった感染者も多いことが判明したといえる。 首都ニューデリーでの抗体検査でも先週、住民の4人に1人が感染していたとする報告書が公表された。

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(2020/07/29)