【カワサキ ZX-25R 試乗】18,000回転まで官能的な4発サウンドと、低中速の従順さに舌を巻く…青木タカオ(レスポンス)

【リンク先抜粋】
◆新設計250cc 4気筒を搭載!Ninja ZX-25R 完全新設計の250cc並列4気筒エンジンを搭載し、9月10日に発売する『Ninja ZX-25R』。ついに国内で試乗することができた。 関連画像を見る 跨ってまず感じるのは、車体のスリムさ。2→4気筒化しても、パラレルツイン搭載の『Ninja 250』とほぼ変わらない印象で、公式スペックを見ても幅はわずか40mm増に抑えている。 ■車体寸法 Ninja ZX-25R/SE 全長1,980mm×全幅750mm×全高1,110mm 車体重量183/184kg Ninja 250 全長1,990mm×全幅710mm×全高1,125mm 車体重量166kg シート高は785mmで、身長175cmの筆者(青木タカオ)の場合、両足を地面に下ろしてもカカトまでベッタリ、膝が曲がった状態で届く。足つき性の良い『Ninja 250』のシート高は795mmなので、それよりさらに良くなった。小柄な人や非力な女性も、取り回しに苦労することはなさそうだ。 ◆低中速域の従順さが秀逸 走り出すと、何よりもまず4気筒ならではのエキゾーストノートに酔いしれずにはいられない。6,000rpmあたりから吹け上がっていくサウンドは官能的。これを聴いているだけでも、いつまでも走っていたくなるほど。 全域で力強く10,000rpmから一段とパワーが盛り上がり、レブリミッターの効く18,000rpmまで淀みなくスムーズに回っていく。新開発のDOHC4バルブ並列4気筒は高回転域でもしっかりとパワーを絞り出し、リミッターがなければまだまだ回るという余裕さえ感じるほど。ただ単に高回転まで回るというのではなく、パワー感がきちんと伴っているのだ。 そして舌を巻いたのが、タイトコーナーなどでアクセルが開けられずパーシャルで我慢するような領域。キャブ時代の250cc 4気筒ならギクシャクし、適切なギヤも見つけづらいところだが、『Ninja ZX-25R』ではジワッとトルクを出し、前後輪のトラクションを生み出す。スロットル開度1/8以下のような微妙な操作も、乗り手の意思通りに駆動力を発揮してくれ扱いやすい。 4気筒の爽快な吹け上がり感やサウンドももちろん感動的だったが、この低中速域の従順さが『Ninja ZX-25R』の秀逸なところ。 ◆

続きはこちら

(2020/07/29)